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shohin2006

Happiness

2006/12/27


人が人と同じ屋根の下て一緒に暮らすってことは
どういうことなんだろうなって
考えてしまう

あれほど愛し合っていたはずの二人が…
とかってね
よく聞きますから

いやだな
本当に愛し合っていたのなら
お互いがお互いをとても大切に思っていたのなら
どうして破綻する?
慣れてしまうから?
慣れて、そして、気持ちが移るから?

「気持ちが移る」っていうのは、誰しも経験することだけど
それは何故だろう?何故醒める?

考えてもしょうがないって?
醒めたものは醒めたんだよって
相手を思う気持ちなんていずれ必ず醒めるんだよって
それだけの話?

イエス、そうですか
「それは誰が認めることでもない
本人の申告がすべて
アイアムさめたんだぜ」ってか?
それってあまりにだらしない結論だと思う

「必ず醒める」の真偽は保留させていただいて
私はどうなんでしょうって
想像します

思うのは
自分の気持ちを大切にしましょうってこと
将来、醒めようが醒めまいが
まずは過去からの継続という意味での「今」の自分の気持ちを
大切にしましょうってこと
"どういうわけだか、どうしてもあなたが好きなんです
この歳月にも関わらず、この気持ちは持続していました"
…ってこと

「持続する気持ち」は恐らく成熟度の問題
孤独な人ほど「変わらぬ気持ち」を深く理解する
若い頃の「好き」と成熟した頃の「好き」は恐らく違う
簡単に言えば(誤解を招くことの多い言葉ですが)
いわゆる「大人」か、どうかで、「好き」の意味は違ってくる

変わらない「好き」
それは自分に何らか価値観があって初めて言える「好き」
お金持ちのあなたが好き
名誉を重んじるあなたが好き
優しさを重んじるあなたが好き etc
こんなにもすばらしい「あなた」を守ろうとする「好き」
それはこの人は自分と同じ価値観を共有する人だ
自分と一心同体になれる人だとみなす「好き」

あはん…

その「好き」には恐らく「努力」が必要
修練を怠ると瞬く間にギターが弾けなくなるように
トレーニングを怠ると一流のプレーヤーではいられなくなるように
最高の境地を味わうためには「努力」が不可欠
そいつを失くすと…なにが「好き」だったのか、わからなくなる
それが恐らく「醒める」っていうこと

思うに「努力」は、一体感を与えてくれた、その人への感謝を失わないこと
「努力」は、その人から受けた優しさを忘れないこと
そのことを忘れて、好き勝手にふるまい自堕落になってしまえば
人は「人」でいられなくなる
日々、磨き続けてこそ、初めて「自分」を維持できて
その自分があってこそ、愛する人をごく自然に変わらず敬える、感謝できる

それが多分この世で一番の幸せ
最高の幸せ

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