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特集「仕事」

生業(なりわい)あれこれ


風来坊94・3・20


 昨年の秋までは、文字通り「風来坊」で、職を持たず北海道から九州までフラフラしてました。
 一昨年までは恐ろしく働くサラリ−マンでして、残業150時間なんてザラでした。
 少し前の流り言葉で「ワ−カホリック」、もっと前の流り言葉で「猛烈社員」なんてありました。
 それに近い症状もしくは状態を呈していたのではないか。そういえば、過労で入院も2回しましたね。

 風来坊していたときは、毎日好きな本を読み、毎晩酒を飲み、
 それに飽きたらバイクでフラリと何日間でも気のすむまで出歩いてました。
 これで一生過ごせたらいいですよね。小説を2つばかり書いたりもしたんですが、落選でしたね。
 そのうち金がなくなりましてね、また働きだしたというわけですよ。
 そしたらまた、あなた。例のごとくで。忙しくって堪りませんや。
 まあ、日曜ぐらいは休ませてもらいますけどね。

 ところで、T木●●●さん。「さらさら」は3つの詩じゃなくって、あれで1つなんですよ。
 アタシが、とある小さな漁港に迷いこんだ折に、ボーッとこう物思いをしておりましてね、
 ああ、何もかも流れていくんだなあ。
 それでいい、人の営みなど考えるではなく、ただ受け入れるのがよいのだ。
 …なーんちゃって、思えども思い切れぬこの思いは何?
 てなわけで、アタシャ、ドッコイショとみこしをあげまして、その名も知らぬ漁港をあとにした。
 というわけなんですね。
 ただ、
「殺人事件(H渡●●嬢)、
 冬期限定恋物語(O石嬢)、
 喫茶店のマスター、
 明坊(H渡○○○嬢)」等のくだりは、生々流転の前々号に掛詞しています。

※楽屋落ちの作品。いや作品じゃない…連絡メモの類です。m(_ _)m


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